< プロローグ
「なぁに、気にするなよ。さっきはこっちが助けられたんだからこれでチャラってことで。やはりエアウルフはホークのもとにあった方が良さそうだな。財団でも兄さんの手掛かりについて調べてみるよ。何か解ったら連絡するから、それまで達者でいろよ、ホーク」
「ホークさん、どうかお元気で」
「ねぇ、マイケル」
「なんだ、キット?」
「今回はラングレー内の一部が造反したということで、アークエンジェルさんが収めてくれましたが、もしラングレーの攻撃部隊が乱入しないであのまま私たちがエアウルフと戦っていたとしたら……」
「そっから先のことはそんときに考えようぜ。な、相棒」
「そうですね。ところでマイケル」
「ん?」
「ホークさんていいひとですね」
「オレもそう思うよ」